令和 4 年 11 月 5日 ホームスクールカミングディが開催されました。

 新型コロナウイルス感染症は第7波が去り幾分落ちつきを見せていたため、第22回ホームスクールカミングディ特別授業は、3年ぶりに人数制限をせずに開催することができました。はじめは何人集まるかと心配していましたが、なんと、60名を越す還暦の卒業生の皆様を視聴覚室にてお迎えすることができ、関係者一同心より安堵した次第です。

 今年の先生は、数学の佐々木茂先生です。先生は現在静岡県にお住まいで、わざわざこのために小松までお越しくださいました。とてもありがたいことです。授業内容は先生のご希望により、社会人向けではなく、現役の小松高校生に授業をするイメージで「数学的帰納法と自然数」というテーマでした。

 久しぶりの授業では、もちろん先生はうけ狙いではなくごく真面目にお話しされていたのですが、「みなさん、覚えていますね、自然数とは何ですか?」と昔の生徒達に問いかけると、(えーそんなの覚えてるわけないし・・・間違えたら恥ずかしいし・・・みたいな感じ?で)自然な笑い声で視聴覚室が終始満たされるといった、ほのぼのとした楽しい時間が流れていました。

 先生は、一つの命題を証明する方法を、なんと短い時間に具体的に3種類も教えてくださいました。これは、社会人となった生徒たちに、課題は同じでも人によっていろんな解法があるのだと諭してくれたように私には感じられました。

 受験のためでない数学ってなんと神々しいものなのでしょう。

 また数学を学びたくなりました。

 佐々木茂先生、ありがとうございました。末長くお元気でいらしてください。

 最後になりましたが、垣地校長をはじめとする学校関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

(文責 同窓会副会長 福島知朗)