平成 30 年 7 月 11 日、小松同窓会総会がホテルサンルート小松にて盛大に開催され、新年会に続き 300 名を超える同窓生が出席しました。

今年度の幹事学年である高校 45 回の岡山晃宏さん、吉田美奈子さんが司会を務め、まず同窓会副会長の山本義之氏(高校 29 回)より開会の言葉がありました。

続いて、同窓会会長の東野義信氏(高校 22 回)から挨拶があり、来年はいよいよ創立 120 周年であり、各方面で着々と準備が進められているのも、多くの同窓会員のおかげであるとの謝意と、さらなるご協力へのお願いがありました。また、これまで同窓会会長として9回の卒業式に出席して強く感じたこととして、答辞で卒業生が必ず「文武両道を達成した喜び」を語るのを聞き、そこに「まじめ・精神的安定・協調性」といった「生活スキル」を伸ばすうえで、高校時代の部活動が大きな役割を果たしていることと、懸命にそれに取り組む後輩達の姿を感じると語られました。また中谷宇吉郎博士(中学 15 回)の軸と画集を 3 月に寄贈された児玉真理氏(高校 22 回)、20 年以上役員として尽力され 5 月に亡くなられた宮西勀夫氏(高校 9 回)を紹介され、「生涯現役社会」の重要性が高まる中、同窓会員の皆様が職業寿命・健康寿命・資産寿命を意識して充実した人生を送るその姿が、そのまま小松高校の発展、在校生の奮起を促すことにつながっていくだろうと語られました。

続く小浦寛校長から挨拶では、まず先日好天の中ボート大会が開催されたことが報告されました。昨年江口介一氏(高校 17 回)がボート 3 艇を寄贈され、来年度には 120 周年記念事業の一環でさらに 3 艇が購入される、このような同窓生の支援が 100 年を超えて続く全国でも稀な伝統行事を支え、小松高校生の誇りとなっているとお礼の言葉がありました。またこの数年「正答のない問題を主体的に・協働的に解決する」ための人間力と学力を育む教育に努めており、それが進学面での目覚ましい成果や、多くの部の全国大会出場につながっていると紹介されました。

この後、平成 29 年度会務報告を事務局の新道登副会長(高校 24 回)、会計決算報告を下徳こづえ会計(高校 31 回)、監査報告を木村勉監事(高校 22 回)が行い、拍手で承認されました。また、東野会長から平成 30 年度小松同窓会役員承認の件が、吉田弘会計(高校 31 回)から平成 30 年度予算案が提案され、どちらも原案通り承認されました。

この後創立 120 周年記念事業について新道登実行委員会副委員長から事業概要が、各担当者からはそれぞれの事業の進捗状況が報告されました。また、上出美智代副会長(高校 22 回)からは、北川昭栄先生をお招きする今年度のホームカミングデイ開催の案内が、安田淳記念館委員(高校 31 回)からは、今年度の記念館特別展「宮薗士朗(高校 22 回)金工作品展」の案内と宮薗氏の紹介が、東次郎天守台編集委員会委員長(高校 22 回)からは、「天守台」の編集と並行して、「近 10 年史」を編集中であるとの案内がありました。

衆議院議員佐々木紀氏(高校 45 回)からのお祝いメッセージの披露の後、関西小松同窓会会長中山雄二氏(高校 21 回)の乾杯の発声により懇親会が開始となりました。関東小松同窓会今森進介氏(高校 41 回)が「関東同窓会は今、若い同窓生・在校生を応援しようと様々な取り組みを考えている。まずは、8 月 26 日に行われる関東小松同窓会にぜひいらしてください」と呼び掛けられたあと、会場ではあちこちで歓談の花が咲きました。楽しいひと時はあっという間に過ぎ、恒例の校歌斉唱になり、小松中学、県女、小松高校の順に校歌が流れ、同窓生が壇上はもちろん会場のあちこちで肩を組み、声高らかに校歌を歌い上げました。

いよいよ閉会の時間となり、卒寿を迎えられた寺垣俊彦氏(中学 43 回)の力強いご発声で万歳三唱がおこなわれ、参加された皆さんは、再会を誓い、名残を惜しみつつ帰途につきました。