平成二十五年七月十日、小松同窓会がホテルサンルート小松にて開催され、350名を超える同窓生が出席しました。当日、総会が始まるまで本校吹奏楽部がウエルカムミュージックを演奏し会を盛り上げ、とても好評でした。
 今年度の幹事学年である高校40回の久保出伴治さん、本造雅美さんの司会によって、まず同窓会副会長の江口介一氏(高校17回)による開会の言葉のあと、今年度より物故者追悼を行い、小松同窓会会員のご冥福をお祈りして黙祷を捧げました。
 引き続いて、同窓会会長の東野義信氏(高校22回)から挨拶があり、本年度の能美市長選挙での酒井悌次郎氏(高校4回)の当選報告とともに、小松市長選挙で当選された和田慎司氏(高校22回)、また昨年の衆議院選挙で当選された佐々木紀氏(高校45回)のご紹介とご活躍を述べられました。また、濱崎一郎氏(中学22回)より母校に500万円のご寄付をいただいたご報告ならびにお礼を述べられました。続いて三月に行われた卒業式における祝辞の中で、グローバル化社会で求められる人材の資質を、ユーハイム社長の河本武氏の言葉を引用して、「自分の意見を持ち、仕事ができ、外国語でコミュニケ—ションできる能力があり、奉仕の精神で世のため人のために尽くす人材である」とともに、「マインド(心)とヴァーチュウ(徳)が無ければ仕事ができない」ということから、卒業生に、「徳」を備えた素晴らしい人材に育ってほしいという願いを込めて、「限りない発想と創造」という言葉を送ったという話を話されました。
 続く校長挨拶では、西清人校長(高校24回)が同窓会からの多大な支援に対するお礼、加えて学校の現状報告の中で、卒業生の進学動向を始め、今年三月に卒業した高橋すみれさんが金沢大学の入学式で宣誓したこと、今年の高校入試は例年にない1.31倍であったこと、SSH・NSH事業では刺激的なカリキュラム中で生徒がすくすくと育っていることを話されました。また、伝統行事の記念祭・体育祭の準備が始まったことや、部活動面でも県総体で女子部の活躍が輝いたなど文武両道で生徒たちが頑張っている様子を話されました。
 次に、平成二十四年度会務報告を事務局の新道登副会長(高校24回)、会計決算報告を清水教示会計(高校10回)、監査報告を長沼弘喜監事(高校12回)がそれぞれ行い、拍手で承認されました。また、平成二十五年度予算案報告が吉田弘会計(高校31回)から行われ、原案通り承認されました。
 続いて、安田淳記念館委員(高校31回)から、今年度の記念館特別展について、臨席されていた陶芸の世界でご活躍されている美山富子氏《雅号:富》(高校11回)の紹介と作陶展開催(9月7日から11月2日)の案内があり、また、上出美智代副会長(高校22回)からは八代啓子先生によるホームスクールカミングデイ開催の案内、そして野田洋子天守台編集委員長(高校12回)から同窓会誌「天守台」の報告がありました。
 総会後は、衆議院議員の佐々木紀氏(高校45回)の乾杯の発声により懇親会が開始となりました。会場は、懐かしい旧友との語らいや近況報告等々の場となり、歓談の花が満開となりました。和気あいあいとした楽しいひとときはあっという間に過ぎ、恒例の校歌斉唱。小松中学、県女、小松高校の順に校歌が流れ、声高らかに校歌を歌い上げました。閉会では、小松市長の和田慎司氏の発声により万歳三唱が行われ、会を閉じました。参加された皆さんは、お互いの健勝を祈りまた再会を誓い合い、帰途につきました。