令和 2 年 11 月 3 日、ホームスクールカミングディが開催されました。
 
 いまだ世界的に猛威をふるう新型コロナウイルス感染症の流行のため、第20回ホームスクールカミングディ特別授業の開催が危ぶまれましたが、ソーシャルディスタンスの確保のため卒業生の参加人数を絞ったこと、体温測定の徹底、並びに継続的な換気による感染対策を行うことでなんとか実現することができました。このような多くの制約の中で講義をしていただいた表純一先生に心より御礼申し上げます。
 さて、表先生には「時代の様々な変化とその対応のあり方」と題して、およそ一時間にわたりお話いただきました。時代が様々に移りゆく中、どのように生きていけばいいのか。幅広く時に深く、価値あるひとときだったのは言うまでもありません。
 特筆すべきは先生の語り口が醸し出す空気感でした。通称ピンクの館の階段教室に座った21名の卒業生たちを、終始温かく包み込み、まるでベテランの腕の良い整体師に脳ミソごとゆったりと揉みほぐされているようなポカポカした気持ち良さでした。日頃の悩みが解消されるような。
 
 先生とは初対面の私ですらそうでしたから、学生時代に先生との共通の記憶がある生徒の皆さんは、きっと感覚が学生時代にまでリセットされ、先生がおっしゃるところの「明日からの人生をたくましく切り拓く意気込み」を抱くことができたと確信しております。
 
 表純一先生、ありがとうございました。最後になりましたが、今回は生徒としても参加された中川校長をはじめとする学校関係者の皆様に心より御礼申し上げます。(文責 同窓会副会長 福島知朗)