令和元年 7 月 13 日、小松同窓会総会・小松高校創立百二十周年祝賀会がホテルビナリオKOMATSUセントレにて盛大に開催され、約 500 名の来賓・同窓生が出席しました。

 総会では、今年度の幹事学年である高校 46 回の岸豊雄さん、西川寛子さんが司会を務め、田上好裕副会長(高 38)より開会の言葉がありました。百二十周年を迎えて、国内外で活躍する多くの同窓生を前にして今後ますます小松高校に対する期待が大きくなるとの言葉がありました。

 続いて、東野義信会長(高 22)から挨拶があり、創立百二十周年の記念式典と講演会が大変有意義なものとなったのも、準備に携わった方々と多くの同窓会員のおかげであるとの謝意と今後さらなる同窓会発展のためのご協力のお願いがありました。また、記念事業の中から天守台の近くに「陽明桜」を植樹して、平和のシンボルを常に身近に感じ、平和な時代を誠実かつ懸命に生きることの尊さを語られました。さらに校内ボートレース大会に使用するボート 3 艇の贈呈式では、校歌の歌詞から「はくさん」「おおぞら」「みらい」と命名された新しいボートで先輩の恩を忘れることなく、伝統のボートレース大会に臨む後輩達の姿が印象的であるとの話がありました。

 続く中川素子(高校 31 回)校長の挨拶では、まず記念式典において多くの恩師や先輩、かつての同僚、生徒に囲まれ、懐かしさを感じながら、数多くの同窓生の御協力により無事に開催することができたことへの感謝と御礼の言葉がありました。同窓会は、「チーム小松」として生徒の人間力と学力を育む教育現場を手厚く包み支えてくれる「小松ファミリー」であり、このような同窓生の温かい支援が百二十周年を迎えてさらに大きくなっていくものと確信し、大変心強いものと語られました。

 この後、「平成 30 年度会務報告」、「平成 30 年度会計決算報告ならびに監査報告」、「令和元年度予算案」について、また、創立百二十周年記念事業について新道登副会長(高 24)から報告され、「青雲の小径」桜並木の再生、記念館整備、校内ボート大会用ボート購入、部活動用大型バス購入といった内容が拍手で承認されました。

 次に創立百二十周年記念募金で多額の寄付をいただいた 22 名に同窓会から感謝状を贈呈し、代表して岸甫氏(高 12)より挨拶があり、続いて、記念事業で募集した俳句と短歌の優秀作品について、それぞれ 8 名を代表し、俳句の部では瀬東千恵子氏(高 13)、短歌の部で西幸恵氏(高 30)が表彰を受けました。

 総会の最後には、東野義信会長より役員改選案の提案がありました。十年の長きにわたって会長を務められ、若い世代にバトンタッチするには絶好のタイミングであり、和田学副会長(高 33)を新会長とする人事案件が拍手で承認され、和田学新基調より、東野会長の同窓会への多大なご尽力に対する謝意と今後の母校と同窓会のさらなる発展のため誠心誠意努力するとの力強い言葉がありました。

 いよいよ小松高校創立百二十周年祝賀会に移り、オープニングで、小松相撲甚句会から創立百二十周年を記念し、母校の様々な情景が目に浮かぶ相撲甚句が披露されました。

 佐々木紀衆議院議員(高 45)の乾杯の発声により、500 名近い多くのご来賓・同窓生に出席していただき、祝賀会の開始となりました。会場のあちこちで歓談の花が咲き、楽しいひと時は瞬く間に過ぎました。恒例の校歌斉唱では、小松中学、県女、小松高校の順に校歌が流れ、同窓生が壇上はもちろん会場のあちこちで肩を組み、声高らかに校歌を歌い上げました。

 閉会では、東野義信会長の母校のさらなる発展を祈念し、力強いご発声で万歳三唱が行われ、祝賀会を締めくくりました。参加された皆さんは、母校の思い出と誇りを胸にしつつ、再会を誓い、名残を惜しみつつ帰途につきました。