平成 29 年 7 月 13 日、小松同窓会総会がホテルサンルート小松にて盛大に開催され、2 階フロアすべてを埋め尽くす 400 名近い同窓生が出席しました。

今年度の幹事学年である高校 44 回の那谷忠之さん、飯田恭子さんが司会を務め、まず同窓会副会長の新道登氏(高校 24 回)より開会の言葉がありました。

続いて、同窓会会長の東野義信氏(高校 22 回)から挨拶があり、母校の 120 周年事業に向けて尽力している各学年常任理事への感謝の意が伝えられました。3 月の母校の卒業式の祝辞の中では、これからの時代はAI(人工頭脳)の発達によって人間から多くの仕事が奪われる時代になり、そのことを充分考慮した職業選択をしなければならないと伝えたが、昨今のAIの進出には目を見張るものがあり、これからはAIと協働しうまく使っていく時代ではないかと述べられました。また、三月に江口介一氏(高校 17 回)から、昨年叙勲の栄誉に浴した記念にと、ボート 3 艇が母校に寄贈されたことの報告ならびにお祝いとお礼が述べられました。また、この春の小松市長選挙での和田慎司氏(高校 22 回)、能美市長選挙での井出敏朗氏(高校 33 回)の当選報告とお祝いが述べられました。本年度新しく赴任された小浦寛校長と共に、今後の同窓会と母校の運営に努めたいと述べられました。

続いて、小浦寛校長から挨拶があり、4 月の着任以来、同窓生の皆様の熱い思いを様々なところで感じると語られました。六月に亀淵迪氏(小松中学 42 回)より、湯川秀樹博士の色紙を寄贈され、「どんな苦しいときでも自分の信じた道を進め」という博士のメッセージを生徒に伝えていると話されました。また、江口介一氏から寄贈されたボートが、伝統のボートレース大会で使われたことの報告があり、3 艇のボートに、「義経」「弁慶」「富樫」と命名された江口氏の思いをくみ、「勧進帳」に流れる智仁勇に満ちあふれた生徒を育てていきたいと語られました。学校の近況として、今年も多くの部・同好会が全国大会に駒を進め、進学面でも目覚ましい成果を上げていることなど、自主自律、文武両道の精神が代々引き継がれていると述べられました。

この後、平成 28 年度会務報告を事務局の新道登副会長、会計決算報告を吉田弘会計(高校 31 回)、監査報告を木村勉幹事(高校 22 回)がそれぞれ行い、拍手で承認されました。また、東野会長から平成 29 年度小松同窓会役員承認の件が、下徳こづえ会計(高校 31 回)から平成 29 年度予算案が提案され、どちらも原案通り承認されました。

続いて 2019 年の創立 120 周年記念事業の概要について新道登実行委員長より、募金事業について募金委員会和田学委員長(高校 33 回)より報告とご協力のお願いがありました。

また、上出美智代副会長(高校 22 回)から、矢原珠美子先生によるホームカミングデイ開催の案内が、安田淳記念館委員(高校 31 回)からは、今年度の記念館特別展「西田洋一郎(高校 19 回)展」の案内と記念館関連の創立 120 周年記念事業の予定の報告がありました。また山口和博天守台編集委員会副委員長(高校 34 回)からは、「天守台」への寄稿等のお願いがありました。最後に、山本義之副会長(高校 29 回)から、本総会から開始時間を繰り下げ、幹事 2 学年制となることの連絡がありました。

そして、衆議院議員佐々木紀氏(高校 45 回)の乾杯の発声によりいよいよ懇親会が開始となりました。

会場は懐かしい旧友との語らいや近況報告等々の場となり、歓談の花が満開となりました。楽しいひと時はあっという間に過ぎ、恒例の校歌斉唱になり、小松中学、県女、小松高校の順に校歌が流れ、肩を組み、声高らかに歌い上げました。

いよいよ閉会となり、関西小松同窓会より、今年 30 周年の関西小松同窓会への参加を呼び掛けられ、会長谷口善信氏(高校 14 回)に発声により万歳三唱が行われました。参加された皆さんは、再会を誓い、名残を惜しみつつ帰途につきました。